はじめての山登り
■ 健康管理 ■ ザック ■ 靴(登山靴) ■ 服装 ■ 雨具(レインウエア) ■ その他
準備編(装備・その他)
健康管理
普段からウォーキングなどで基礎体力を付けておきましょう。ウォーキングは30分~1時間ほどで構いません。無理をしないこと、続けることが大事です。
ザック
用途によって種類が豊富にあります。日帰り登山であれば20~30Lのザックがオススメです。
大は小を兼ねません。いきなり50Lの大きなザックでは上手くパッキング出来ないばかりか背負いにくくしてしまいます。目的にあったサイズを揃えましょう。
靴(登山靴・トレッキングシューズ)
用途に合わせたもの選びましょう。街歩き(タウンウォーク)や軽登山であればトレッキング・シューズがいいです。おろしたての靴は靴擦れ(くつづれ)の原因となります。必ず履きなれた靴を用意。
はじめて登山靴を買うのであれば、専門店に出向いて色々履き比べて下さい。良いショップにはいいアドバイスを持った店員さんがいます。いい店員さんはゆっくり時間をかけて対応してくれます。必ず満足の一足を手に入れらるはず。
逆に、片方しか履かせてもらえなかったり、選択を急かすようなショップであればそこで買う必要はありません。次のショップに移りましょう。
服装
動きやすく発汗性能のあるものがベスト。汗をかいた後、体が急激に冷えると歩行困難になる場合もあるので着替えなども用意するよい。
雨具(レインウエア)
街歩きでは傘も選択肢に入りますが、山歩きでは手が塞がってしまい危険。上下がわかれたタイプ(セパレートタイプ)でムレにくい素材を選びましょう。ゴアテックスという優れた素材が有名ですが、値段もはります。しかし雨を経験すると『これを選んで良かった』と実感します。最近ではゴアテックスよりコストパフォーマンスの良い商品もあります。
その他
・ヘッドライト(万が一、日没を迎えた時の為)
・シルバーコンパス(コンパス)
・地図(ガイドブック。国土地理院2万5千分の1地形図)
・水筒(用途によるが1L以上のもの)
・行動食(アメ、チョコ、梅干しなど。簡単に摂取できる大きさのもの)
・非常食(遭難など非常時用。カロリーメイトなど)
・救急セット(ファースト・エイド・キット)
当日編(山歩きのポイント)
歩き方
歩き始めは必ずストレッチを行って下さい。特に足首・アキレス腱を入念に。上半身のストレッチも忘れずに行って下さい。山行中の怪我は自分でだけでなく同行者にも負担となります。安全は山歩きを楽しむための必須条件です。
歩くスピードは自分のスピードを心掛けます。ハイピッチの歩行は疲労しやすくなるので、グループ行動のなどの場合は、リーダーは常に全体を気を付けるようにしましょう。
歩幅は小さく『ちょこちょこ歩き』。大股で歩くとすぐに疲れるのが分かると思います。余裕があればどのくらい疲労度が違うか事前に試してみるといいでしょう。
登山では基本的に「登り優先」です。前方から登ってくる人がいたら道を譲って通りやすくしてあげましょう。逆に譲ってもらったら感謝も忘れずに。
休憩
休憩は時間を決めて取りましょう。『40分歩いて10分休憩』とか決めておくと休憩が取りやすくなります。休憩は少なすぎても、多すぎても体力に負担となります。
休憩中は行動食(例えばチョコレートなど)や水分をこまめに摂取しましょう。空腹状態が続くと突然体がしびれたり動かなくなる恐れがあります。
昼食は出来れば山頂で。理由は見晴らしのいいところで食べるお弁当は格別だからです。昼食後はお腹が落ち着いてから行動を再開して下さい。
下山
下山時は特に注意が必要です。終盤の安心感や見えない疲労により事故率が高いのも下山時です。『ゆっくり、慎重』を心掛けます。『気を抜かない』が楽しい山歩きの基本です。
公開日:
最終更新日:2014/01/10