2015.05.17 【三社祭】
公開日:
:
その他
三社祭
平成27年5月17日
昔の祭礼(観音祭・船祭)
昔の祭りは3月17日、18日の両日に行われ、丑、卯、巳、未、酉、亥の1年おきに本祭が行われました。 正和元年(1312)から三社の神話に基づき船祭が始められたと云われています。
江戸時代には大祭前夜、神輿を観音本堂の外陣に安置されました。びんざさら舞も堂前の舞台で行われていました。そのことからもわかる通り、当時は浅草寺と一体となった祭りで、「観音祭」又は「浅草祭」と呼ばれました。
昔の氏子は観音の縁日にちなみ十八ヶ町あり、南から諏訪町、駒形町、三間町、西仲町、田原町、東仲町、並木町、茶屋町、材木町、花川戸町、山之宿町、聖天町、浅草町、聖天横町、金竜山下瓦町、南馬道町、新町、北馬道町、田町がそれでした。このうち材木、花川戸、聖天を宮元三ヶ町と呼び、すべてを総称して浅草郷とも千束郷とも云いました。
祭礼は今のように本社神輿をかつぎ廻ることよりも、むしろ氏子十八ヶ町や、片町、茅町、天王町、黒船町、三好町などから繰り出された山車が中心で、各町がおのおのの趣向で行列の勢いと絢爛さを競い合ったようです。この様に昔の祭礼は蔵前筋や浅草橋の各町にまで及ぶ広範囲のものでした。
祭礼当日の早朝、山車を中心とする祭礼行列は浅草見附の御門外に集合しました。
御蔵前から諏訪町、並木町と並んで仲見世から境内に入り、観音堂に安置された神輿の前に参詣の上、おのおのの芸能を演じ、随身門(二天門)を出て自分の町へ帰りました。これが終わると「お堂下げ」と云って神輿三体を本堂からおろし、一之宮を先頭に浅草御門の乗船場まで担ぎます。待機していた大森在住の漁師の供奉する船に神輿をのせ、浅草川(隅田川)を漕ぎあがって駒形から上陸し、浅草神社にかつぎ帰ったと云われています。この船祭は江戸末期まで続きました。明治に入って廃絶し、明治五年から5月17日、18日の両日に祭礼を行い、現在の氏子各町に神輿の渡御を行うようになりました。
今の祭礼
氏子の四十四ヶ町と浅草組合で構成される浅草神社奉賛会により運営されています。
現在では交通事情や各町の情勢変化で、慣例通りの5月17、18両日の大祭執行が不可能となり、昭和38年から17、18日に近い金曜日に神輿神霊入れを行うようになりました。土曜に氏子各町連合渡御、第三日曜日に本社神輿の各町渡御を行います。例大祭式典、びんざさら舞奉納などもそれに伴い日程が動くようになりました。現在の祭礼は3日間で毎年約150万人の人出が見込まれています。
関連記事
-
-
2020.03.29【雪の広尾】
雪の広尾 令和2年3月29日 きょう29日、関東地方は平野部も含めて広く雪。都心の正午の積雪は1
-
-
2018.05.05【あしかがフラワーパーク】
あしかがフラワーパーク 平成30年5月5日(子供の日) 世界一の美しさを誇る大藤(栃木県指定天然
-
-
2015.12.24【東京駅スペッシャルライトアップor東京ミチテラス】
東京駅スペッシャルライトアップ 12月24日Thu~12月27日Sun 平成27年12月24日T
-
-
2015.06.15 【第2回ビールのふるさと会@恵比寿】
第2回ビールのふるさと会@恵比寿 平成27年6月15日(月) 午後5時講演会 午後6時宴会
-
-
2014.05.18 【三社祭】東京の祭
三社祭 平成26年5月18日(日) 昭和55年頃親しくして頂いた友人に招待され、数回大相撲夏場所
-
-
2015.07.21~25 【隣交町会ラジオ体操】
隣交町会ラジオ体操 平成27年7月21日~25日 会場:広尾小学校体育館 校庭リニューアル工事
-
-
2021.09.13【山の便り丹沢】
山の便り丹沢 令和3年9月13日 吉村さん 今日は、丹沢にサガミジョウロウホトトギスを見に行っ
-
-
2021.09.04【山の便り栂池】
山の便り栂池 令和3年9月4日~6日 吉村さん これから栂池に行って来ます。お天気があまり良く
-
-
2015.02.25 【西口花壇の手入れ】
西口花壇の手入れ 平成27年2月25日 商栄会役員による駅前花壇の手入れ、通りがかった渋谷区区会
-
-
2020.09.29【向島百花園・東白髭公園】
向島百花園と東白髭公園 令和2年9月29日(火)曇 来る福の日に向島百花園と東白髭公園に、午後か
- PREV
- 2015.05.10 【神田祭】
- NEXT
- 2015.05.30【都筑区の公園】下見