2011.07.30~31【今年の富士山】
公開日:
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最終更新日:2013/03/20
東ハイ下見
平成23年7月30日(土)~31(日)【今年の富士山】
富士登山を昭和60年(1985)始めて26年、平成21・22年は仲間の古希の記念登山を実施する。今年は、富士山五合目で小屋泊まり、自炊でキャンプ気分を味合い、登山道と、馬返しから吉田口遊歩道(登山道)を、北口本宮冨士浅間神社に詣で、新しくなった富士急行富士山駅(富士吉田駅改名)までを歩く下見を兼ねて実施した。鬼の笑う来年は、仲間の還暦記念登山も計画です。富士山を下ったのでこのようになりました。登る方は反対にお読みください。
交通費:新宿BT⇒富士山五合目2,600円 富士山駅⇒新宿駅1,800円
富士急バス予(0555-5376-2222)
小屋宿代朝食付き6,500円親切な小屋のオーナーに会う,世話様になりました。
佐藤小屋℡0555-22-1945
コース:30日新宿BT8:45=谷村PA=富士スバルライン五合目小御岳神社2314m→泉ヶ滝→六合目(富士山安全センター)強烈な雷鳴に一同驚き、下山道歩きの予定を取り止め,急ぎ小屋に下る、→経ヶ岳2386m六角堂→佐藤小屋 2240m
31日五合目佐藤小屋→井上小屋(御座石浅間神社)→四合→三合→小室浅間神社→二合→一合鈴原神社→祓所→馬返し旧登山道→大石茶屋(荒廃)→中の茶屋(リーダーダウン)来あわせたバスに乗り込む=北口本宮冨士浅間神社→富士山駅 高速バス富士山駅15:29発=新宿BT着18:00
富士山は、静岡県と山梨県に跨る活火山。標高3,776m。日本最高峰であるとともに、日本三名山(三霊山)、日本百名山・日本の地質百選のひとつでもある。富士箱根伊豆国立公園に指定されている。富士山の優美な風貌は、国内のみならず海外でも日本の象徴として広く知られている。芙蓉峰・富嶽(富岳)などとも呼ばれる。古来より歌枕として著名である。古来より霊峰といわれ、富士山を開いたのは、平安末期の1149年(久安5年)山頂に一切経を埋納した富士上人と称された末代(まつだい)であると伝えられている(『本朝世紀』)。江戸時代後期の1800年(寛政12年)まで富士山は女人禁制であった。富士山の登山は歴史上で最古の富士山登山道である「村山口」から大きく発展した。
小御岳神社
小御岳神社御由緒: 小御岳(こみたけ)は富士山より先に出現した山であり、地勢的に有名な地に鎮座し、山岳信仰の霊地として朱雀天皇承平7年(937)に創建、当社例祭礼のうち7月1日の開山祭りは最もよく知られ、大天狗・小天狗が鳥居の注連縄を切って道開きを行う。その際、女性の負う富士型神輿、さらには飾り神輿が渡卸し、登山者の安全と富士山の平静とが祈られる。富士講以来の山岳信仰は、脈々と継承され、今日なお絶えることなく人々の胸に生き続けている。御祭神:磐長姫命(いわながひめのみこと)・桜大刀自命・苔虫命
六合目(富士山安全センター)強烈な雷鳴に一同驚く 、 六合目から経ヶ岳六角堂を望む13:27
1100 六角堂富士山の中腹五合五勺である、まさに天地の境に自ら書写された法華経を埋経されました。富士吉田口登山道五合五勺経ヶ岳、ここはその昔、日蓮上人が富士登山を行った際に、書写した法華経を埋納した所といわれ、それにちなんでこのあたりは「経ヶ岳」と呼ばれています。また、この先には日蓮聖人が風雨を避けて籠ったとされる岩穴があり、そこは 「姥ヶ懐」と呼ばれています。この岩穴の中で日蓮聖人は百日間の修行を行ったとされています。入り口には覆屋が掛かり、現在は中に日蓮上人の石像がまつられています。この場所は、江戸時代には五合五勺とされていましたが、五合目といわれることもありました。
中宮跡富士山吉田口登山道五合目中宮 ココから先の一帯は、「中宮」「天地の境」と呼ばれる領域で、富士山を三区分する草山、木山、焼山のうち、木山と焼山の境界にあたります。ここから連続して四軒あった山小屋は、江戸時代には総称して中宮役場と呼ばれていました。それぞれの小屋では、登山者から入山料を徴収していましたが、後には麓で前払いすることになり、その証明として交付された登山切手を改める場所となりました。四軒の中宮役場の先には、江戸時代まで中宮社があり、そこには浅間・大日・稲荷が祀られていました。8:11
小屋跡 富士山吉田口登山道四合五勺御座石左手に立つ岸壁が御座石です。御座石とは神の依り付く石のことで、かってはこの岩の上に浅間明神と日本武尊の祠が祀られていました。ここはすでに戦国時代に御座石と呼ばれており、「女性禅定の追立」の場とされていました。江戸時代になると二合目以上が女人禁制とされましたが、それ以前の戦国時代には女性はここまでのぼることが許されていたようです。この岩は、古い時代における女人禁制の場を象徴するものでした。この場所は、四合目と言われた時代もありましたが、現代では五合目となっています。
富士山吉田口登山道四合目大黒天 四合目には茶屋(山小屋)が一軒ありました。この茶屋は屋内に古くから大黒天像(開運大黒天)を祀っていたことから、大黒室あるいは大黒小屋と呼ばれていました。開運大黒天は、福の神として、富士講の人々に信仰されておリ、この茶屋では木版で紙に刷った大黒天像を登山者に授けていました。これを受けた者は、掛軸に仕立て、礼拝の対象としました。この場所は、江戸時代には三合五勺ともいわれていました。8:39
富士山吉田口登山道三合目三軒茶屋 ここには江戸時代から茶屋(山小屋)が二軒ありましたが、古くから三軒茶屋と呼ばれていました。ここからの見晴らしがよかったので、多くの登山者がここで休憩しました。富士登山の行程では、早朝に麓の上吉田を発ち、ここで昼食をとることが多かったので、後には中食堂とも呼ばれています。茶屋の傍らには道了・秋葉・飯綱の三神を祀った三社宮と称する社があり、富士講の人々に信仰されていました。現在は石碑がのこされています。8:54
二合目(1700m)御室浅間神社966年に建てられた富士山では最古の神社なのだそうです。この神社の里宮が南都留郡勝山町にあるため、周辺10ヘクタールが勝山町の飛び地になっています。少し上がった所に「女人天上」と書かれた立て札があります。かつては女性は二合目までしか登山を許されませんでした。
一合目(1520m)鈴原天照大神社、古くは大日如来を祀っていました。「富士山の神である浅間明神が仏では大日如来にあたることを知らしめるために登山道最初の社に安置した(登山道の案内板より)」のだそうです。その後、明治初期の廃仏毀釈で天照皇大神を祀ることになりました。10:00
富士山吉田口登山道禊所 古来より此処から先は、富士山の聖域とされていました。これより先へ向かう道者(信仰のために登山をする人々)は大正期頃よりここでお祓いを受け、身を清めてから山頂を目指しました。そのため、この祓所は「オハライサン(お祓いさん)」とも呼ばれていました。明治ころまでは鳥居から一合目まで、直線的な登山道が通じていましたが、登山道を迂回させる新たな道ができた後、旧道跡にこの禊所が建てられていました。10:10馬返しに到着
冨士吉田口登山道馬返 ここから先は道が険しくなって馬を引くことができず、ここで馬を返したことから「馬返」の名がつきました。馬を降りた人々はここの茶屋で休憩し、道中の身支度を調えました。鳥居の下では正座し、富士山頂を拝んでいたようです。富士山は麓から頂上までの間が三区分され、それぞれ草山、木山、境山と呼ばれていましたが、馬返は草山と木山の境にあたり、富士山の信仰領域の基点となる場所でした。10:12
御神木(天然記念物指定)太郎杉 御神木(天然記念物指定)夫婦檜
本殿、御祭神木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)夫神・天津彦火瓊々杵命(あまつひこほのににぎのみこと)父神・大山祗神(おおやまずみのかみ)
社伝によれば、110年、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東方遠征の折に、大塚丘より富士山を遥拝し「富士には北側より登拝するのが良い」として、祠と鳥居を建てたのが始まりと云われている。社殿右後ろにある鳥居から吉田口登山道が富士山頂に向かう起点となっているのは、その為だろうか。また垂仁天皇の代に、富士山の大噴火を恐れる人々の心を静めるために勅令をもって火山鎮護の神、木花開耶姫を祀ったとする説もある。延暦7年(788)甲斐守紀豊庭が現在地に社殿を造営した。永正3年(1506)武田信縄は病気平癒を祈願して参詣を約し、大永2年(1522)には信虎が富士に登山しているが、ここから出発したと思われる。永禄8年5月、信玄は六女・松姫(後の信松尼)の病気平癒を祈って、娘の参詣・神馬三疋献納などを約束している。元和元年(1615)、谷村城主鳥居土佐守成次が現在の本殿を建立したが、一時荒廃していた。享保18年になって、富士講の行者であった村上光清が私財をなげうって拝殿・手水舎・神楽殿・随心門を元文3年(1740)建立再興した。11:50
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