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2017.06.17 【天目山栖雲寺日川渓谷】

公開日: : 個人山行

天目山栖雲寺日川渓谷
平成29年6月17日(土)晴
リーダー:平山亨
集合:JR中央線高尾駅3番線8時40分
参加者:青山昌次・佐野俊一郎・土屋秀夫・中嶋要一
秋山うた子・石谷ミユキ・井上美恵子・君塚加久子・森嶋鈴子
コース:JR高尾駅8時44分発小淵沢行乗車⇒甲斐大和駅下車. 甲斐大和バス乗換⇒天目山栖雲寺下車➝日川渓谷龍門峡ハイキングコース➝竜門の滝➝景徳院➝JR甲斐大和駅(旧初鹿野駅)
臨済宗建長寺派の寺院で山号を天目山といい。南北朝時代の貞和4年(1348年)業海本浄を開山として創建されました。開基は甲斐国主の武田信満公で、往時は中部地方における幻住派の拠点として、また戦国の大雄武田家の菩提寺として大いに繁栄しました。勝頼公の敗北後は、織田家の兵火で殿堂を焼失しましたが、徳川家康が寺領を寄付した為に旧観を取り戻しました。武田家の滅亡によって外護者を失いはしましたが、鎌倉建長寺の「参暇日記」によると、江戸時代には建長寺末山の四大柱寺の一つとして特別の待遇を受けていたようで、衰えたりといえども巨刹の面目を存していた事がわかります。また国指定重要文化財の普応国師坐像をはじめ、多くの文化財を有する寺院でもあります。県指定史跡の石庭は当時多くの修行僧が坐禅を組んだ禅庭として伝わり、秋には見事な紅葉が見られます。
摩利支天
県指定名勝の庭園。禅寺の庭園と聞いて想像する様な優雅な庭とは全く異なりびっくり。多くの巨岩からなる豪快な自然の造形です。修行僧達は石の上や樹の下で坐禅を組み、業海が庭園上段にある「坐禅石」の上に坐って弟子たちの坐禅の様子を監視していました。坐禅をする為の庭すなわち「禅庭」として業海本浄が作庭されたものです。庭園の中には地蔵菩薩と文殊菩薩の磨崖仏があります。山梨県では唯一の磨崖仏で、いずれも県指定文化財です。庭園には順路があり、坐禅石、三尊石、摩利支天堂、磨崖仏などを廻れます。秋には庭園のみならず、周囲の山々まで見渡す限りの紅葉がみられます
龍門峡遊歩道入り口10:10            龍門峡バス停よりの富士山
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境内には「蕎麦切り発祥の碑」があります。
栖雲寺庭に蕎麦切発祥の地碑          栖雲寺庭園の案内図
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栖雲寺御茶会席を待つ
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栖雲寺庭園からお茶室               石庭をめぐる
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ここで修行僧が座禅を組みました。ゴツゴツしていて痛そう

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摩崖仏                             摩利支天
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座禅石
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彫られた文殊菩薩                石庭を上ると東屋
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東屋から富士山                 岩下に石仏
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石庭を下る                   山王神社
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278号線に下りる12:03              龍門峡に下る12:14
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涼風に吹かれしんりょくの渓谷を楽しむ
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休憩
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東京電力取水ダム                             取水ダム
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龍門峡の右岸                         下の龍門峡橋入り口13:28
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砥草庵昼食13:50~14:40                    景徳院へ14:44
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武田勝頼が,命を落とした (1582年)場所,そこが景徳院である.武田家を滅ぼした家康が,その魂を慰めるために建立したと言われている
景徳院14:53
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景徳院三門                               勝頼公の墓
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墓前のお堂                           下ると没頭地蔵尊
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・                             下から参詣すると最初の山門
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景徳院入り口                            218号線に建つレリーフ
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姫が淵(ひめがふち)
山梨県甲州市大和町田野
天正10年(1582年)3月11日、甲斐の名門・武田氏は田野の地において滅亡する。実質の当主である武田勝頼以下、嫡男の信勝、そして継室の北条夫人は、この地で自害して果てたのである。
北条夫人は甲相同盟の目的で、長篠合戦の後に武田家に嫁いできた。典型的な政略結婚であり、織田信長による甲州攻めで武田家縁戚の武将までが数多く離反する中で、国許へ帰るよう勧められたとも言われる。しかし、織田軍侵攻の最中に武田八幡宮に武田家の安泰を願う願文を奉納しており、居城であった新府城から落ち延びてから最期までそばにあって生死を共にした。
武田勝頼らが自害したとされる地に建立された景徳院の下を流れる日川には、姫が淵と呼ばれる場所が伝わる。勝頼と共に落ち延びた北条夫人の身の回りの世話をしていた侍女16名も、武田氏の滅亡と共に命を絶ったとされる。その侍女たちが死を選び、身を投げた場所が姫が淵である。現在、景徳院の下にある駐車場には、大きな石のレリーフがある。そこに刻まれているのが、北条夫人と16名の侍女の姿である(実際の姫が淵は日川のさらに上流あたりではないかとされる)。
この田野の地まで勝頼に付き従った者は、記録によると50名にも満たないという。いずれもこの地で生涯を終えている。
ここ鳥井畑古戦場跡                             国道20号線合流部に建つ15:29
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勝頼公の死を弔うため徳川家康が建立しました。
有名な鳥居畑古戦場と姫が淵です。
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